コラム

北戸田駅

当社の戸田工場は、JR埼京線 北戸田駅が最寄の駅です。この北戸田駅、近くを東京外環自動車道(通称 外環道)が通っており、埼京線がこれを跨ぐため当駅のホームが地上高20.46mという高さに位置しています。このため北戸田駅は、地上からの高さが日本一高い場所にある高架駅なんです。実は島根県を走るJR三江線の宇都井駅が日本一だったのですが、2018年4月に廃駅になったための繰り上げの一位です。この宇都井駅はホームや待合室に行くためのエスカレーターやエレベーターなどはなく、その構造から「天空の駅」などと呼ばれて親しまれていたようです。

北戸田駅には当初地上の改札口からホームまで続く階段はなく、エスカレーター3列配置(現在は2列)とハイテク設備が整っていましたから、そんなシャレた愛称はありません。数年前に駅内設備の工事を始めたと思ったら完成したのはホームから地上まで続く階段でした(2014年4月完成)。この階段、全126段ありまして(宇都井駅の116段よりも多い!)、下から5段毎に段数が振られています。これを全段昇りきるのは相当な脚力と心肺力が必要です。体力づくりのために毎日昇る方もいらっしゃるのでしょうが、私にはとてもその気力が湧きません。ですがこの階段、利用者にはかなり重宝されているようです。

北戸田駅は埼京線の通勤快速と快速が通過する駅の中では最多の利用者数を誇るそうです。どこにそんなに住人が!?と思われる方もいるかもしれませんが、近隣に工場や高校があり、住宅街も整備されたことから利用者が意外に多いのだとか。このため朝夕の混雑時にはエスカレーターがボトルネックになって詰まってしまっていたそうなんです。地上まで続く階段ができてからは人の流れが分散して快適になったようですよ(当社女子社員談)。

そんな北戸田駅、私は武蔵浦和との往復で利用していますが、高いところを走るので車窓から見える景色は格別です。冬の朝には富士山がとても綺麗に見えます。さながら東海道新幹線に乗っている気分!...は言い過ぎでしょうか。

購買管理課 T

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