コラム

若き蒼からのメッセージ

みなさん、自国開催のオリンピックは楽しんでおりますでしょうか?

私は、中でも、サッカーに生命をかけている人間なので、観戦しながらピッチの選手と共に試合を闘っています。

そんな私が、オリンピックのサッカー日本代表を観て感じ取ったことをこのコラムで書こうと思います。

オリンピックで行われるサッカーは、若い23歳以下(今大会は24歳以下)のメンバーが選考され試合に挑みますが、今大会、特に輝きを放ち活躍している久保建英選手を観て、

「前にある目標を叶えるためには、年齢・立場なんて関係のないものだな」と心から感じました。

私たち「日本人」は、「歴史」や「経験・立場」を尊重しすぎるがあまり、今まで見たこと・感じたことがない、突飛なものや人を見ると心のどこかで冷ややかな視線を送っていたり、何かと避けたがる傾向にあります。町田印刷はそんなことはありませんが、他社に勤める私の友人達に話を聞くと「理不尽なほどの縦社会」を感じるとよく言います。

もちろん、経験豊富なベテランから頂く意見・助言というのは、若手への「サポート」に間違いなくなります。しかし、あくまでも「サポート」であり、若手の存在も重要視して、ベテランには無い新たな価値観や常識を尊重させることが大切だと、若い世代の日本代表を観て思いました。何事も「バランス」ですよね。

日本社会によく存在している「自分は高い立場にいるから、自分の考えが正しい」と無理やり肯定してくる人、そんな狭い視野しか持つことができない人は、物事を変化や進化へ繋げられず、取り巻く環境の成長を止めてしまっていると思います。

だからこそ、若手は「なぜ自分はここにいるのか」「自分はこの中で何を見出し価値にすることができるのか」、自身の核をしっかりと保ち、「自分色」をうまく全体に融合させる努力をしなければならないと思います。個々人に野心があり、それが結果的に一つとなって、初めてチームのパワーに変わっていくのだと思います。そして、それが外から見た人への「魅力」として発信されていくのではないでしょうか。

コロナ禍で、様々なことが変化してきている今、この状況下で開催されたオリンピックで闘う若き日本のイレブンの姿を見て、日本社会の真価と進化が問われているのではないかと、選手たちからメッセージを受け取った気がします。

 

 

営業部 S

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