コラム
「一文字の違い」
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学び
きっかけは友人と食事に行ったときに、私が言った言葉だった。
美味しそうなメニューがたくさん並ぶ中、どれにしようか悩んだ末に「これでいいや」と言ったのである。しかし、友人は私好みのものがなく、仕方なくそれを選んだと感じたようである。
また、町の行事に参加したときに昼食でカレーと煮物をごちそうになり、この時私は「煮物が美味しかったです」と言ったら、一緒にいた人から「カレーは?」と言われ、「もちろんカレーも美味しかったです」と慌てて言った記憶がある。
最初は「で」と「が」で、次が「が」と「も」と、どちらも一文字違いではあるが、人によって言葉の受け取り方が様々であることを感じた。
言葉を発するという事は、それを受け取る人がいるかもしれないことを忘れず、その相手を思い、言葉を選び、使っていければいいなぁ。
印刷部刷版課 Y