コラム

登山を通じて

登りやすい山が主ではありますが、一昨年まで登山を楽しんでおりました。

これまでの経験の中で心に深く刻まれているのは、山頂から見下ろす圧倒的な景色です。困難な行程を経てたどり着いた槍ヶ岳の鋭い穂先に立って見渡した北アルプスの山々は、言葉を失うほど美しく、自分の足で登り切ったという特別な達成感を与えてくれました。

一方で、苦い経験から学んだこともあります。それは富士山登山に挑んだ時のことです。
登山口では快晴だったのに、山頂では風雨が厳しい天候となり、冷たい雨に打たれながらの下山は想像以上に過酷でした。それを支えてくれたのは、入念な装備の準備です。防水対策や防寒着の備えがなければ、あの頂に立つことはおろか、下山した後に楽しい思い出とならなかったでしょう。
山では一瞬の油断が危険に直結します。「備え」こそが、感動を支える土台であると身をもって学びました。

昨年は登山から遠ざかってしまいましたが、あの山頂で感じた風や爽快感は色あせることがありません。再び万全の準備を整え、あの険しくも美しい頂を目指す日々を再開したいと願っています。

業務管理課 A

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